2016年12月17日付
利用頻度の低さ浮き彫り
 
大館市の公共施設

「利用する機会がない」

 大館市民の8割以上が過去1年間に市内の公共施設を「利用しなかった」または「ほとんど利用しなかった」と答えるなど、利用頻度の低さが浮き彫りとなった。同市が15日公表した公共施設に関するアンケート調査結果で示されたもの。利用していない市民の8割以上が「利用する機会がない」と回答しており、もっぱら一部の市民が利用する施設にとどまっている現状を露呈した形だ。

 同調査は、市が所有する公共施設(建物系の施設)に対する市民の意向などを把握し、公共施設等総合管理計画の基礎資料として活用するのが狙い。無作為に選んだ市内在住者と短期大学校の学生あわせて2,134人に8月から9月にかけて調査票を郵送し、48.9%にあたる1,044人から回答を得た。

 各調査項目のうち過去1年間の公共施設の利用頻度についての結果は下表のとおりだが、「ほぼ毎日」は1.1%、「週に1〜2回程度」は1.9%といずれも皆無に近い水準で、「月に1〜2回程度」は9.6%とほぼ10人中1人。一方、「利用しなかった」は56.3%と最も高比率だったほか、「ほとんど利用しなかった(年に1〜2回程度)」は26.4%、これらを合わせると82.7%にのぼり、いかに利用頻度が低いかを如実に示す結果に。

 また、「利用しなかった」または「ほとんど利用しなかった」と回答した人を対象とする「公共施設の利用頻度の低い理由について」の設問では、「利用する機会がない」が84.8%で圧倒的に多く、これに「施設自体を知らない」の2.7%などが続いた。

 そのほかの設問のうち「近い将来、多くの老朽化した公共施設が建替えの時期を迎えるが、このことを知っているか」では「知っている」が43.6%で最も多く、これに「よく知っている」の13.2%などが続いた。

 また、「今後、公共施設の一定のサービス水準を維持していくため、どのような対策をとることが望ましいと思うか」では「利用状況を踏まえて複数の公共施設を集約し、維持・建替え費用を減らす」が66.6%で群を抜いて多かった。

 さらに、「老朽化した公共施設の更新(建替え)」問題に対し、全国の自治体では公共施設の再編・複合化に取り組み始めている。このことについてどう思うか」では「おおむね賛成」が43.4%で最も多く、これに「賛成」が33.5%で続くなど好意的な見方が大勢を占めた。
(午前零時)

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