2016年12月13日付
北秋田市から上位10社入り

県内民間企業の障害者実雇用率

県平均は4年連続過去最高

 県内民間企業の障害者実雇用率は、4年連続で過去最高を更新した。秋田労働局が13日公表した「障害者雇用状況」集計結果で示されたもの。全国平均をいくぶん下回るものの、着実に法定雇用率に近づいている。県内の実雇用率上位10社の中に今年は、秋田北地方から北秋田市の1社がランク入りした。

 障害者雇用促進法に基づいて厚生労働省は、障害者の雇用義務がある事業主などから、毎年6月1日現在の雇用状況について報告を求めている。法定雇用率は25年4月1日に改定され、50人以上規模の民間企業は0.2ポイント引き上げて2%に。

 今年と前年の県内企業の障害者雇用状況は下表のとおりだが、このうち平均実雇用率は1.9%で前年に比べて0.06ポイント上昇した。全国平均を0.02ポイント下回ったものの、5年連続で上昇、4年連続で過去最高を更新。前年は法定雇用率に0.16ポイント届かなかったが、今年はその差が0.1ポイントに縮小した。

 前年を上回った要因として同局は「CSR(企業が社会に対して責任を果たすなどの意味)やコンプライアンス(法令順守)への関心が高まり、県内でも障害者雇用に積極的に取り組む企業が増えたことなどが挙げられる」と、前年と同様の説明。本県の実雇用率の全国順位は前年の36位から34位にランクアップした反面、法定雇用率達成企業割合(57.8%)は過去2年間の13位から17位に後退した。

 実雇用率が県内で最も高い企業は前年に続いて八峰町のゴム製品製造業、秋田アルスで、前年比1.75ポイントアップの23.86%と4人に1人に迫る高比率。前年は秋田北地方から10位以内に大館市内の2社が食い込んでいたが、今年は北秋田市の繊維工業、シード(中嶋誠社長)が6位に入った。同地方の企業が10位内に入るのは2年連続。

 一方、県・市町村などの実雇用率は2.47%で、前年に比べて0.02ポイント上昇し、法定雇用率を0.17ポイント上回った。うち秋田北地方の各市町村は大館市が2.22%(前年2.49%)、鹿角市も2.22%(同2.14%)、北秋田市が2.16%(同2.52%)、小坂町が1.32%(同0%)、上小阿仁村が1.85%(同1.79%)  (午後4時半)

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