2016年12月3日付
集団感染が急増

県内のノロウイルス

感染性胃腸炎、県北中心に流行

 11月以降、県内では保育園を中心にノロウイルスによる集団感染事例が急増しているとして、県健康推進課は予防策の徹底を呼びかけている。同課が1日公表したところでは、県内で新たに4施設から感染性胃腸炎の集団発生報告があり、このうち半数が秋田北地方。また、同胃腸炎の定点医療機関あたり患者数も同地方を含む県北エリアを中心に急増傾向を強めている。

 今季の県内は、一昨年流行したノロウイルスGII.2という型のウイルスを多く検出。現在のところ、低年齢の子供が感染するケースが目立つものの、成人にも感染するため注意が求められる。「ノロウイルスによる感染性胃腸炎のピークは毎年12月。これからさらに流行が懸念されるため、衛生管理のポイントを押さえ、感染対策に努めて」と同課。

 新たに感染性胃腸炎の集団発生報告があったのは、県内で4施設。秋田北地方関係は大館八幡こども園と花輪にこにこ保育園で、うち大館八幡こども園は11月17日から24日にかけて園児184人中10人、職員48人中1人の計11人に嘔吐や下痢、腹痛、発熱の各症状が現れ、検査をした3人中2人からノロウイルスGUを検出した。また、鹿角市の花輪にこにこ保育園は11月10日から29日にかけて園児133人中17人から嘔吐、下痢の各症状が現れた。 

  一方、今年第47週(11月21-27日)と46週(同14-20日)の県平均と管内別の定点医療機関あたり感染性胃腸炎患者数推移は下グラフのとおりだが、最も多い県北の能代管内は約4倍の9.33人に急増。次いで多い秋田北地方の北秋田管内も、5.50人から7.50人に増加した。隣接する大館管内は3分の1の1.00人に減少したものの、県北で流行の度を強めていることからすれば、予断を許さないといえそう。

 このほかの感染症集団発生報告のうち同地方関係は、北秋田市の介護老人保健施設もりよし荘(11月30日届け出)で、インフルエンザの集団発生があった。利用者100人中7人、職員80名人3人の計10人が罹患した。 (午前零時)

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