2016年11月25日付
北秋田管内で急増

感染性胃腸炎の定点患者数

保育園で集団発生も

 秋田北地方は、感染性胃腸炎の患者が増加している。県健康推進課が24日公表した今年第46週(今月14-20日)の感染症発生動向で示されたもの。うち定点医療機関あたり患者数が前週に県内で唯一皆無だった北秋田保健所管内(北秋田市、上小阿仁村)は、同患者数が9管内中2番目の規模に拡大したのに加え、保育園から集団発生報告があった。

 同胃腸炎は細菌やウイルスなどの病原体によって感染する胃腸炎の総称で、毎年秋から冬にかけて流行。ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスのほか、細菌や寄生虫も原因となる。病原体が付着した手で口に触れたり、汚染された食品を食べることによって感染。

 同課が作成した第46週と45週の県平均と管内別の定点医療機関あたり患者数推移は下グラフのとおりだが、9管内中、秋田市、大館、北秋田、由利本荘、横手の5管内で増加。うち秋田北地方は、前週に唯一皆無だった北秋田が秋田市に次いで多い5.50人にのぼり、急速に流行の様相を強めた。隣接する大館管内は、前週の2.50人から3.00人へと緩やかな増加。

 一方、県内では今月17日から23日にかけて感染性胃腸炎の集団発生報告が5件を数えた。うち秋田北地方は、北秋田市前田保育園で12日から18日にかけて園児27人中10人が嘔吐や下痢の各症状を訴え、検査を受けた3人中2人からノロウイルスGIIを検出。

 このほかの感染症集団発生報告のうち同地方関係は、大館市釈迦内保育園で10月26日から今月21日にかけて園児86人中10人に水痘の症状が現れた。なお、同課は24日、県内でもインフルエンザが流行期に入ったことを明らかにし、手洗いやうがいなど予防策を促している。   (午前零時)

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