2016年11月16日付
上半期は東北最少16件

県内の多重債務相談

減少率、青森とともに30%台

 財務省東北財務局は16日、本年度上期(4-9月)の多重債務相談受付状況を公表した。県内の相談件数は福島県とほぼ同水準で東北最少、前年同期比減少率は青森県とともに30%台にのぼった。

 同局は20年度から多重債務相談窓口を開設し、現在は本局と東北6県すべての財務事務所で相談を受け付ける体制を整備。相談窓口には専門相談員を配置し、借金を抱えて悩んでいる人の相談に応じている。

 本年度上期の相談件数は、東北全体で前年同期比13件、6.2%減の197件。ただ、震災関連相談は前年同期の10件から14件に増加した。同局が作成した県別の相談件数は下表のとおりだが、うち本県の相談件数は同8件、33.3%減の16件で、福島県の17件とほぼ同水準で最も少ない。また、前年同期比減少率は最も高い青森県の36.4%とともに30%台にのぼった。

 県内の同16件中、年齢層で最も多いのは50代の6件で、以下、40代と60代以上が各4件、20代、30代が各1件。職業別では、給与所得者が全体の6割以上を占める10件と群を抜いて多かった。

 さらに、借入先は5-6社が5件、7-8社が4件など。借金の額は1,000万円以上が5件で最も多く、100-200万円未満の4件、300-400万円未満の3件などが続いた。借金のきっかけは、低収入・収入の減少が6件で最も多く、事業資金補てんの4件などが続いた。

 相談事例として同局は○夫が債務を残して死亡し、住宅ローンのほか、次々と借金が発覚。債務状況の把握方法、今後の対処方法
がわからない○年金だけでは生活が苦しく、消費者金融から借入をしたが返済できなくなってしまった、などを挙げた。(午後3時半)

161116AP.JPG - 106,480BYTES