2016年11月9日付
東北最少の3件

県内10月倒産件数

負債額、全国6番目の低水準

 10月の県内倒産は件数、負債総額とも東北最少にとどまった。東京商工リサーチが10日公表した同月の全国企業倒産状況で示されたもの。負債総額は、47道府県中少ない方から6番目だった。

 全国計の企業倒産件数(負債額1,000万円以上)は683件、負債総額は1,112億3,500万円。件数は前年同月に比べて7.9%、59件減少し、2カ月連続で前年を下回った。10月としては平成2年の646件以来、26年ぶりに700件を下回る低水準。

 依然として金融機関が中小企業の債務返済を繰り延べる「リスケジュール」要請に対応しているほか、財務内容に改善の兆しがみえる企業への貸し出し増も影響したとみられる。

 反面、負債総額は同4.7%、49億9,400万円増加し、2カ月ぶりに前年を上回った。それでも、過去20年間の10月としては27年の1,062億4,100万円に次いで少ない。前年同月に皆無だった負債100億円以上の大型倒産が2件発生したものの、同1億円未満が481件で全体の7割を占めるなど、小規模倒産が大半を占める現状は変わらない。

 一方、県内の倒産件数は前年同月の4件とほぼ同水準の3件で、東北6県では青森県と並んで最も少なかった。負債総額は、県北生協が12億7,000万円の負債をかかえて破産したのを主因に県全体で13億9,600万円に膨らんだ前年同月から7,300万円に激減。東北で唯一1億円を下回り、全国でも6番目に少ない。  (午後2時)