2016年11月9日付
東北から大館と弘前

お試しサテライトオフィス

総務省、10団体採択

 総務省は8日、10団体を「お試しサテライトオフィス」として採択した、と発表した。東北からは大館、弘前の両市。うち大館市は、都市部企業の社員に豊かな自然環境下で勤務体験をしてもらう取り組みなどを展開する。

 「お試しサテライトオフィス」は、地方に人や情報の流れを創出するのが狙い。都市部のベンチャー企業などに対し、魅力的な執務環境や生活環境などを完備した「サテライトオフィス」(出先拠点)を提供する。それに向けて総務省は、地方公共団体が実施する「サテライトオフィス」誘致戦略の策定などをモデル事業として採択しようと、委託調査事業として実施する提案を募集。関係予算として本年度は、3億3,000万円を計上した。

 今回採択したのは東北の大館、弘前(青森県)の両市を含む10団体(2県、7市、1町)。うち大館市は、大葛地区に市が運営するベニヤマ自然パークコテージ(2棟)に職住一体型のお試しサテライトオフィスを設置し、豊かな自然環境下で勤務体験をしてもらう。また、本年度新設した移住交流課や移住者の会が誘致企業社員の移住後の生活をサポートすることを、事業のポイントとして挙げた。

 このほか、大館市から約1時間圏内に位置する弘前市は、本年度都内に新設した「ひろさき移住サポートセンター」を活用して都市部企業に切れ目なくPRするとともに、ニーズの把握に努める。さらに、弘前大の空きスペースでの「お試し勤務」を通じた産学官連携によってイノベーション(革新、刷新などの意味)の創出を図る。  (午前零時)