2016年11月5日
県平均で2人超え

感染性胃腸炎定点患者数

県が予防策呼びかけ

 県内は、感染性胃腸炎の定点医療機関あたり患者数が県平均で2人を超えた。県健康推進課が4日公表した今年第43週(今月24-30日)の感染症発生動向で示されたもの。同課は「この時期はウイルスによる感染性胃腸炎の患者報告数が急増するので注意を」と呼びかけている。

 同胃腸炎は細菌やウイルスなどの病原体によって感染する胃腸炎の総称で、毎年秋から冬にかけて流行。ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスのほか、細菌や寄生虫も原因となる。病原体が付着した手で口に触れたり、汚染された食品を食べることによって感染。

 同課が作成した第43週と42週の県平均と管内別の定点医療機関あたり患者数推移は下グラフのとおりだが、うち最多管内の能代は6.67人から8.67人に増加し、10人突破も視野に入ってきた。同じ県北地域の北秋田は2.00人から2.50人に増加し、大館は1.75人を維持。能代の突出ぶりをはじめ9管内中5管内で増加したのを受け、県平均は1.86人から2.29人に増えた。

 県内で7〜10月の胃腸炎患者から検出されたウイルスはエコーウイルス18型が最も多く、これにアデノウイルス41型とノロウイルスGI型が同水準で続いている。また、10月27日から11月2日の間に感染性胃腸炎の集団発生報告はなかったものの、本年度はこれまでに10施設(保育園・幼稚園8、社会福祉施設、、宿泊施設各1)で発生し、発症者は計194人を数えた。

 同課は「ウイルスの予防対策には、日常の衛生管理をしっかりと行うことが大切。ウイルスによる感染性胃腸炎はこれから本格的な流行が始まるため、衛生管理のポイントを押さえて今後の流行に備えて」と喚起。

 そのほかの感染症の集団発生報告のうち秋田北地方関係は、水痘による集団発生が1件報告された。大館市たしろ保育園(10月28日発生届出)で同22日から28日にかけ、園児158人中12人に水痘の症状が現れた。 (午前零時)

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