2013年4月8日付
細越氏が競り勝ち再選

小坂町長選

元職、新人涙のむ

当 1,910 細越 満 65 無・現

次 1,848 川口 博 65 無・元

  
487 成田一君 62 無・新

  任期満了に伴う小坂町長選は7日、投票が行われ、開票の結果、現職の細越満氏(65)=同・小坂字坂ノ上75の2=が、元町長で前衆議院議員の川口博氏(65)=無所属・小坂字野口1番地=、新人で会社役員の成田一君氏(62)=同・上向字赤坂46=の2人を下し、2期目当選を果たした。

  平成2年以来23年ぶりの三つどもえ戦となった今回は、細越氏の1期4年に対する評価や、町長を5期(うち4期連続無投票当選)にわたって務め、昨年暮れの衆院選に民主党から立候補して大敗、落選した川口氏が再び町長に就こうとする"姿勢"への評価、さらには新人成田氏によって町政に新風を吹き込んでもらうのか、などが勝敗の鍵に。

 激戦の結果、1期目の実績に加え、「町民が主役のまちづくり」などをアピールした細越氏が川口、成田の両氏をおさえ、再選を果たした。高齢者対策や役場庁舎の移設、雇用対策などを公約に掲げて支持を訴えた川口氏は、出遅れを挽回すべく猛追したものの、62票及ばなかった。

 細越氏は、昭和22年7月2日生まれ。大館鳳鳴高卒。銀行員を経て、家業の商店に勤務。4年の町議選で初当選し、連続5期。監査委員、総務常任委員長、副議長などを歴任。大館十和田湖線工事促進規制同盟会副会長、県市町村農業振興対策協議会同など。

 当日の有権者数は男2,290人、女2,700人の計4,990人。投票者数は4,270人、うち有効4,245、無効25、不受理0、持ち帰り0。投票率は男85.24%、女85.85%、平均85.57%で、21年の前回選挙を2.74ポイント下回った。 (午前零時)