2013年4月8日付
津谷氏、再選果たす
 
北秋田市長選

圧勝で一騎打ちを制す

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再選を果たした津谷氏
当 14,673 津谷 永光 61 無所属・現
 
次 5,641 成田 元晴 63 無所属・新

 任期満了に伴う北秋田市長選は7日投票が行われ、開票作業の結果、現職の津谷永光氏(61)=松葉町4の22・無所属=が、新人で旧公立米内沢総合病院事務長の成田元晴氏(63)=増沢字村並24・同=を9,000票余の大差で下し、再選を果たした。

 財政の健全化や中心市街地の活性化、交流人口と雇用の拡大などを公約に掲げた津谷氏は、新人同士の一騎打ちで9,700票近い大差で圧勝した前回選挙と同様、地盤の鷹巣地区はもとより幅広く票を集めた。圧倒的な知名度の高さに加え、有権者の1期4年間の実績に対する高評価が明確に表れる結果となった。

 一方、成田氏はみずから事務長を務めた同病院の再開を訴えながら、保育園の料金半額や介護保険の減免、市長給与の30%カットなどを公約に掲げて支持拡大に奔走。しかし、知名度や後援会組織の差などを最後まで埋めることができず、大敗を喫した。

 2期目当選を果たした津谷氏は昭和26年8月9日生まれ。慶大経済学部卒。昭和62年から県議連続6期。県議会議長、自民党県連会長など歴任。県水泳連盟会長、県森と水の協会長など。

 有権者数は男1万4,087人、女1万6,342人の計3万429人。市長選への投票者数は2万543人で、うち有効が2万314、無効が229、持ち帰り0、不受理0。また、投票率は男、女、平均とも67.51%となり、21年の前回市長選に比べて14.14ポイント落ち込んだ。 

 今回は市議補選(欠員1)も併せて行われ、市社会福祉協議会非常勤職員の斎藤美津子氏(64)=鷹巣・無所属=が9,382票、元鷹巣町議の藤嶋絹蔵氏(72)=材木町・同=が8,097票で、新人同士の戦いは斎藤氏が制した。投票率は67.46%。  (午前零時)